1964年医療法人清仁会を開設以来、中濃地域唯一の精神科病院として地域の皆様の医療ニーズに応え、病院機能の充実に努めてきました。
この間、「常に病める人の立場に立った医療」の実践を心がけ、「地域から求められる新しい医療サービスの提供」を通じ、地域医療と地域社会の貢献を基本理念として、職員一丸となって取り組んでまいりました。
こうした永年の努力は、新しい時代に調和した地域に開かれた“ニュー・ホスピタル”を確立し、誰もが気兼ねなく気軽に受診ができる環境を整え、24時間対応できる精神科病院として再生することができました。
高ストレス社会、超高齢社会、激変する社会経済活動などを背景に、当院を利用される方々の疾病構造の変化を感じます。
特に高ストレス社会にともなう症例や年齢を重ねることで多発する症例など、身近に起こり得る心の病が多くなっているように感じます。
当院にとって幸いなこととして、関連病院である社会医療法人厚生会中部国際医療センターの最先端医療設備の活用や社会福祉法人慈恵会との連携など、精神科医療を専門とする機関にとって何者にも代え難い、社会資源が有効に活用できるということであります。
今後も、当院をご利用される方々に質の高い安全な医療サービスが提供できるよう、全職員が常に自己研鑽に励み努力してまいる所存です。
特定医療法人 清仁会
理事長 山田實紘